*きままなひとりごと*

ゆるりとすきなことを呟いています。

行こう、金ならある。

いや、この夏はコインロッカー・ベイビーズのおかげでわたしはお金ないんですけどね!
でもこの台詞の時の大河くんの声がめちゃくちゃ好きなんです。よくないですか、あの低い声。


さて、コインロッカー・ベイビーズ再演が始まりもう東京公演は楽日を迎えてしまいました。
(しかもその楽日からもう2週間たつとか早すぎてついていけていない感)

告知されたのが大河くんの「MADEにおまかせ」の3/13更新分だったので、あれから約5ヶ月も経ちました。早いなぁ。
もともとこの作品は初演を見て、ストーリーとしてはモヤモヤするし考えさせられる話であるけど、主演の橋本くんと河合くんの新たな一面を感じたし、共演していた真田くんの演技の怖さを知った作品だったのでとりあえず1回は見に行こうかな、と思っていて。それに大河くんと申樹くんがでる、ということに驚いたし喜んだしちょっと不安になったし、でもやっぱり嬉しかった。
正直滝沢歌舞伎とえび座以外での舞台で彼らを見ることはなかったからというのもあるし、単純にオーディションを受けて勝ち取った、というのが嬉しかったんですよね。
一度、帝国劇場のジャニアイのゲストで増田さんがバックにMADEをつけてくれたことがあって、その時にたまたま帰省して件の舞台をみていたわたしは度肝を抜かれたけれど、何より、帝国劇場という舞台に自担が立った、ということがとてつもない素敵なことに思えて思わず泣いてしまって。
そんなことを思い出しながら、赤坂ACTの舞台に立つ二人を見たわけですが、いやー色々と凄かった。
作品自体はやっぱりモヤモヤするし苦しくなるんだけど、圧倒されたしこの機会を与えてもらえて良かったねと、何目線だよと思いながらもそう思ったのでした。

大河くんと申樹くんは、初演で真田くんや他のキャストさんが演じていた役を分けて演じていて、衣装チェンジが結構多かったので目の保養的な意味でもとても楽しかった。
やっぱりいろんな衣装を着た自担が見たいじゃないですか!できることなら!
わたしは町田担時代に色々見てきたので(それこそパンイチも裸エプロンも目の前で見たし、女装アイドルちっくな衣装の彼が隣に座ったこともあるw)こうやっていろいろな役を演じる彼らが見られるのはとても楽しいです。


さて。2人の役についての感想覚書を残しておこうと思います。
大河くんの役は1幕はなんと冒頭タクシードライバーのみ。でもものすごくインパクトがあるやつでした。
マイ初日は14日だったのですが、その日と千穐楽とでは気持ち悪さがより深まった感じで、アネモネへの触り方も気持ち悪いし、ニコニコしてるのに目が笑ってなくて本当怖い…。
明るく振る舞いながらも突然周りを威嚇するし、「ついでに刺してきます」ってさらりと言うところなんか、本当不気味だった。
しかも血だらけで帰ってきた時一瞬の無の感じがあって、馬肉をしまう所のドアを閉める仕草が事務的で、無表情で怖かった。それなのにアネモネには笑顔を向けるのが本当気持ち悪くて気持ち悪くて…。
でも、その後アネモネを再度タクシーに乗せ、「行こうか、金ならある」と告げて、「さあ行こう」と歌う大河くんの声音がとても好きで。
あの声をきっかけに歌が始まるじゃないですか、その空気がガラリと変わるような声音が堪らなくて。大河くんって見た目のイメージだとちょっと声のトーン高そうというか、可愛い声なのかなと見せかけて低い声がしっかりしていて、好きなんですが、その好きなところがここ詰まってるな、って。
数年前の合同クリエで聞いた時の歌声とも、昨年の湾岸ライブで聞いた歌声ともまた違う歌声が、とてもとても好きでした。
でもやっぱりこの役気持ち悪いので、怖いーーってなったし近寄りたくないって思ったけど、でも新たな演技を見ることが出来て良かったなと。
2幕は今度はアナウンサー?で、一番最初に歌う役…まだだれも主役歌ってないのに!?トップバッター?!動揺しすぎて防振持つ手がブレました……
ここは七三…?七三……!?という新たな髪型への動揺もありましたが、とりあえず「彼はハシの友達なのですから~」でカメラに向かってビシッと指さし決めポーズする大河くんが可愛かったし、はけ際の「最高の宣伝だな!」の声が好きでした。
あと2幕はキクに面会が来る時の看守さん。この看守さんアネモネが来た時には居眠りしてて、がくんって頭が落ちてあぶなっ!ってヨダレ拭って時計みて時間だぞ、って。ハシと二ヴァが来た時は面会を拒否するキクに「会ってやれ」って優しく言ってくれる。この時は起きていて、キクが格子を蹴った時にはっとして左腰に手をやったり、面会時間過ぎると「面会停止にするぞ!」って怒ったりもしてました。この時河合くんのキク相手だと上から押さえつけるような感じで掴んでて、MADEの中では小柄に見えている大河くんもやっぱり大きいんだなぁとか思ってみていました。
そして2幕のメインは山根ですかね。やっぱり。
前楽あたりはしてなかったような気がするんですけど、途中で他の囚人がおばあちゃんが死んだ話をしている横で、ずーっとどこか見ながらブツブツ言ってる時があって、その演技も好きでした。
日を追う事に少しずつ大河くんの中で解釈が変化して演技も変化していく感じが見えてたのも、面白かったです。
山根はキクを助けるつもりはなかったのかもしれないけど、キクにだけ殴り掛かりにいかないから、そういう意味では理性はあるのかなーとか。
実は山根はあのタクシードライバーなのかな?とか。(頭やられたところが一緒だから)
そんなことも考えながら見ていました。
あと、期間中の後半で、「うれしい…」ってつぶやくところが、すごく可愛く(笑)なっていて、そのギャップみたいなのに惹かれました。
山根実はまっすぐなやつなんじゃん?みたいな感じが見えて、そのあとの暴れる彼との差が生きていたのかな、と。
唯一このシーンが大河くんと申樹くんが絡むシーンなので、ついつい上手に注目してました。この時の警官?看守?の申樹くんオラオラしててカッコイイです。
大河くんの最後の役はヘリの操縦士さん。本当ラストの一言二言ではあるんだけど、印象に残るキャラクター。
「海が好きなんだろ。サーファーかい?サーフシティベイビーズかい?」って聞きかたも好きだし、「へぇ……コインロッカーベイビーズ…」ってちょっと興味がなさそうな馬鹿にしたようななんとも言えないつぶやきみたいな返し方が好きでした。ヘルメットを弄ぶように片手に持っているのも好きだったなぁ…
まぁ結論どの大河くんの役も好きなんですけど(笑)
あ、カテコの操縦士さんの髪型でタクシードライバーの衣装なのも良きでした。
実は最初はこの髪型好きじゃない…と思ってたのに、数回見るうちに好きになった(笑)
カテコは好きな大河くんが詰まってた。白手袋も好きだし、大河くんの指先から手の動きが好きなので、胸に手を当てて挨拶する時の手も、シルビアさんを呼び込む手も、曲終わりできゅっと音を止める動作も好きでした。
色々な大河くんが見れたしやっぱり歌声を聴けたのはとても嬉しかったなぁ。

申樹くんについては、わたしは顔と身体が目当てなんですけど。(身もふたもない)
いやとにかく顔と身体が好みなのが申樹くんなので、ダイバーはもうひたすら防振で眺めました。
本当格好いい…好き…って毎回なってたし、えび担さんたちとお話ししてると申樹くんの顔と身体を皆さん褒めてくれるのでとても嬉しい。
あの鍛えた胸筋もだけど腹筋とか外腹斜筋とか二の腕とか首筋とか…ちょっと多分私気持ち悪いな?って自分で引くくらい今回申樹くんのダイバー姿見た気がします(笑)
だって好きなんだもん……(でも大河担という不思議)
申樹くんはボイパを去年は頑張っていたけれど、でもやっぱりほら、MADE担みんなが心配してた問題があるじゃないですか、滑舌という……
そこは皆分かってたし不安な部分もあったと思うんですけど、結果凄い演技してた。
タツオ振り切ってたし、ダイバーはとにかくかっこよかった。
申樹くんは、駅員・タツオ・リポーター・ダイバー・警官(裁判所)・看守(船の中)かな?
最初の駅員の時のメガネがツボでした…好き…。
最後の二日間はそのシーンでアドリブ入れてきたりして、最後の方ごにゃごにゃしててわかりにくいのまで含めて、彼らしくて面白かった(笑)
前楽の日は大河くんもそれを受けてタクシーのシーンでアドリブ入れてて、2人でどうしようか?って話し合ったりしたのかなぁなんて思いました。
申樹くんは次はタツオ。ヤク中でハシの友達みたいな感じ。のぶぅの綺麗な顔に火傷跡が!!!って最初出てきた時ビックリしたけど、より眼力の強さも際立ってたし、薬かってこよ!が少しずつ変化していくのも見れて良かったです。
ハシをいじめるな!がちょっと可愛いタツオでした。
1幕は後はリポーター。予告を喋るのと、お母さんの方に先回りしてインタビューするのがお仕事。「今夜、今夜8時!」のビシッと指さしが可愛い。キクが現れた時に両手上げて拳銃にびびってたり、同僚に前にいけよって押し出したり、その後ろに隠れたりとちょっと弱気なリポーター。七三分けデコ出し。
2幕はキクを案内する警官。目深に被ってるから一瞬わかりにくいけど、こういう服似合うな…。肩幅とか胸板があるからか、男らしい服がとても良く似合う。
ダイバーは前述の通り。激しい口調になると少し滑舌が気になるところもあったんだけど、「海って怖いです」の台詞も印象深かったなぁ。真田くんの時はこのダイバーすらもすこし変(ダチュラの影響がある?みたいな)な印象を受けたなぁということを、終わった頃に思い出しました。ダイバーさんはダチュラの症状は出なかったんですかね?
あとは大河くんとやり合う警官?看守で終わり。死人役の時は駅員で、暗い中で倒れる役だけど眼鏡しているのでちょっと嬉しい。そのあとカテコではタツオ衣装でした。

今回オーディションでこの役を勝ち取った2人が、色々なことに挑戦して活躍しているのを見ることが出来て、本当に嬉しかったし、これからもまたこういう舞台にでるチャンスがあるといいなぁ。楽しみです。


しかし主演2人が役交換して期間中どっちもやるって、何言ってんの????って正直思ったけど、どちらも【済】になったら、どっちもやってくれてよかった~~ってなったので不思議(笑)
先日、キクの郁人は180センチあるよね!と河合担の方から話を聞いたのですが、確かに…!と思いました。
ハシを演じる時と、キクを演じる時とまるで違うんだよね。声とか佇まいが。ハシの時はふみきゅんだけど、キクの時は河合郁人、なんだよなぁ(分かりにくい)
でも別にリアル「河合郁人」を感じてる訳ではなくて、なんだろうね、切り替えスイッチが凄かった。
橋本くんも同じくで、初演のハシが好きだったからキクかーどうかなーとか思っていたら、すげーカッコイイけどちょっと歪んでるキクでとても良かったし、またハシを演じる橋本くんを見たら、純粋で真っ直ぐに狂ってる感じが怖くて怖くて、良きハシでした。
しかもどんどん楽に向かってよく笑うようになったなと思ったんですけど、それがとても怖くてね。手首外れたーとかどんどん怖くなっていって、橋本くんも憑依系なのかなーやっぱり、と思った。だから役に飲み込まれそうだな、って思ってたのにカテコはいつものはしちゃんなのがほっとした。
橋本くんハシ&河合くんキクだと、外の世界に出ていく話だなと思っていて、これが逆になると外の世界から隠れる(閉じこもる)話に見えていて。多分キクの立ち位置なのかもしれないけど、河合くんのキクはアネモネを好きになり、ダチュラを撒くことで世界を壊してアネモネと共に新しい世界に行こうとする感じ。でも橋本くんのキクは同じ行動をしているんだけど、世界を壊して誰も知らない世界をにして閉じ込めておきたい感じなのかなぁって。なんだろうどこが違うとか上手く言えないですが、そんなイメージ。
でもどちらのキクもハシが大事そうなのに、ハシがいるだろう東京を爆撃するんだよねぇ。巻き込まれるとか考えなかったんだろうか。
やはり1度は頑張って読んだ記憶がうっすらとある原作を再度読むべきか……
悩むところですが、こうして色々考えるのが楽しいのでまたじっくりと富山公演を見たいと思います。

東京楽はカテコの後にROLLYさんが演奏してくださってすごく盛りあがっていて。河合くんも橋本くんもROLLYさんとちゅーしてて、みんな笑ってて楽しそうだったなぁ。
あと、客席の皆さんバンドさんのこと好きだよね(笑)いつもワニの国の時に手拍子&ヒュー!ってやってて、こういうのやるのえび担ぽいなって思って愛しかった。
楽はずっとみんな立ったまま手拍子して盛り上げてて、ROLLYさん出てきた時の「え、これROLLYさんのライブだったっけ?」位の勢いでみんな盛り上がったの面白かったなぁ。
舞台のあとじゃないみたい(笑)
キャストさん同士が盛り上がる傍ら、大河くんと申樹くんが舞台の端と端に立って、客席を盛り上げてて、そういうところ、あー積み重ねた経験からくるやつだなーと思って愛おしい気持ちで見ていました。
あと、他のキャストさんにぶつかりそうだったシルビアさんをエスコートした申樹くんがえらいイケメンで、軽率に好き…!ってなりました。

残り大阪公演と富山公演。
橋本くん、河合くんを座長とした座組の皆様頑張ってください。
富山公演は河合担と行くことになったので、美味しいお酒と美味しい食事も楽しみに彼らの最後を見届けようと思います。