*きままなひとりごと*

ゆるりとすきなことを呟いています。

舞台に立つということ。

昨日の噂の末澤くんのブログが思った以上に見られていたようなのでびくびくしています(笑)
ちっちゃいとか禁句なのかしらファンの方には…と思いつつ、少クラで踊ってるの見た時はもっと大きく見えたんだよね。
だから思わずちっちゃい…!って思ってしまったんだけど、踊ると本当そういうのが気にならなくなるので、ちゃんと踊りを魅せられる人なんだろうなあと。
そういう意味でとても興味深い人です。
周りには『まんまとwww』と笑われましたけど良いんです。
自分では担当や推しの共通点が見つからないんですが、わたしより周りの方がよくわかってるのかもしれません(笑)


さて、12/30は帰省したので「ドッグファイト」からの「ジャニーズワールド」だったんですけども。
それぞれ違った楽しみ方をして違った幸せを貰ったので結果的にははしごして良かったなあと思いました。
ドッグファイト」は舞台としてとても完成されていたし、何よりヒロインが可愛いくてローズとエディの恋がたまらなかった。
ベッドシーンも可愛くて見てるこっちが恥ずかしくて。
泣いたし幸せな気持ちと切ない気持ちとが混ざってとても満足でした。
東京楽だったからキャストの挨拶も聞けて、良い座組なんだなあというのも実感できて、幸せでした。
「ジャニーズワールド」は自担の成長っぷりや男前っぷりを見る、という意味では幸せでした。
席はどこでも!と譲っていただいたお席は2階の前の方の端だったんですが、涼太くん立ち位置~ってことでとてもありがたいお席でした。
内容はね、うん、そうだね……と、口ごもりたくなる感じで。
すでに「ジャニーズワールド」は舞台ではない、ただのショー、と思えば良いのかなあという気になってきました。
舞台とはこうあるべき、こうしてほしいというのを求めても意味がないものなのかもしれないなあと半ば諦めのような気持ちにもなりました。
でもちょっと許せないなと思う部分もあり、いらっとすることもあり。
はたしてこれは帝国劇場でやる内容なのだろうか、と今更ながらに思ったりもしました。

別に彼らが努力してないとは言いません。
短い時間でいろいろとやらなければならないのは、確かに大変だと思います。
コンサートや雑誌の撮影や音楽番組の収録、TVの収録……
やることはたくさんあるんだと思います。
でも、舞台に立つ以上は――あの、帝国劇場に立つ以上は、きっちりとしてほしかったなというのが感想でした。
ミスが目立つようなものをやるべきではないし、成功するしないで感情が左右されるものは、彼らのモチベーション的にもあれだし客席側にもそれが見えてしまうので取り入れる必要があったのかどうか。
そもそもミスしないように完璧に100%で見せてほしかった。

誰がどうとか自分の好きな人はいつでも完璧!とは言いませんが、でも今回明確になったなというのはありました。
舞台慣れしていたり、舞台でそういった先輩の背中を見てきた人たちはきちんと出来ているんだなあ、と。
(いやまあ背中見ててもできない人もいるんですけどね…)
階段を登る、ただそれだけのことでも、あの舞台の上に立ったらその人本人ではなくて、その役として登らないといけない。
それを意識できている人たちがあの中にどれだけいるんだろう。
ふざけてはいけないところでふざけた人たちを、本気で叱れる人がどれだけいるんだろう。
失敗したからと言ってふてくされてパフォーマンスを放棄したメンバーを彼らは叱れるんだろうか。
色々と考えました。

ドッグファイト」でね、あるキャストさんが『クリエに立つのが夢だった』と言ったんですよね。
そして別の時に他の俳優さんが『帝劇に立ちたい』と言っていた。
みんなあのきらきらと輝く舞台が憧れなんですよね。
中々望んでいても立てない、憧れの帝国劇場。

そういう舞台で、ふざけてしまったり、笑うべきところではないシーンで笑ったり、という現実がとても心苦しい。
ジャニーズって結局そういうもんでしょ、と一括りにされてしまうのもとても辛い。
そういうシーンではきっちりやり遂げて、違うシーンではにこにこ楽しんで踊ったり演技したりするということができる人が、あの大きな舞台に立っていてほしい。
俳優さんが経験を積み重ねてやっとたどり着けるクリエや日生劇場や帝国劇場を、思う存分使わせてもらっているジャニーズ事務所は、もっと真剣に舞台と向き合うべきなんじゃないだろうか。
初日が50%で千秋楽に100%になる舞台しか作れないなら、前半期間はチケット代を半額に負けてほしい。
わたしたち、その教育費を払ってるわけではないよ。
100%の舞台のために交通費とチケット代金と諸経費を払っているわけで。
外部の舞台へ行くと、拍手もスタオべもみんな見極めてるというか、キャストの熱が違うなって時はもう観劇している側も鳥肌が立つような感じて、思わずといった感じで拍手やスタオべが起きる。
でも、少しでも違うなと思ったら厳しい顔をして見ている人もいる。
向こうが全力で100%をぶつけてきてくれるから、こちらも100%で真剣に見なければという気持ちになれる。

町田さんが前に客演として招かれた舞台で、主演の方が前説で言ってました。
『面白くなかったら拍手しなくていい。面白かったらそのかわり目いっぱい拍手してほしい』と。
スタオべも同じことなんですよね。
「ジャニーズワールド」は去年のも今回のも三方礼の後にすぐにはけたりお見送りになったりとなるので、スタオべしないようになりましたが…
(でも舞台を見に来た人への感謝と、舞台への感謝という意味では三方礼はきっちり、ちゃんとしてほしいですが)
したかったらすればいいし、したくなかったらしなきゃいいんですよ。
それはお金を払った人の自由だと思います。
ただ、舞台を見るからにはそれなりのマナーで見てほしい。
幕が開いたらお客さんとキャストさんは一対一。真剣に見てほしい。
好きな人が出てないから携帯をいじったり喋ったりとかは言語道断で。
周りの迷惑になったり、彼らから見て気持ち良く演じられないようなマナー違反はするべきではないと思います。

……どうも話がそれましたね。
お客さんを楽しませること=ふざけたりアイコンしたり笑ったりする、ではないし、見ている側もそれを舞台に求めるのは違う。
舞台は、どういった場所であれ、その与えられた役になりきりその役で生き、お客様には非日常の時間を提供し何かを心に残して帰ってもらうものだと思うのです。
幸せだったり切なさだったり憤りだったり、いろんな感情を与えてくれるものであってほしい。
それを思う存分受け取るために、観劇する方もちゃんとしたマナーで見てほしい。

ドッグファイト」にはそれがあったけれど「ジャニーズワールド」には、一部それが見られなかった。
そのたった数人が、全体の印象を変えてしまうのだから舞台は怖いところだと思う。
舞台に立つって簡単なことじゃない。
それをきちんと理解して引っ張っていくのも、舞台に慣れたメンバーの役割でもあると思うので、彼らにもあのグループにも頑張ってほしいなあ、と。


でもまあ、わたしの好きな人はわたしが見た限り最高に格好良くて最高に可愛い笑顔で踊っていたので(わりと盲目担)結果だけで言えば幸せだったんですけどね!
ふざけてもなかったしね!
だからきっと来年もあったら行っちゃうと思うんだけどね!…文句言いながら。
そうやってジャニオタは飼いならされていくんだなあとしみじみ思った年末でした。